James Dean 『理由なき反抗』 不良少年達が憧れたJimmy
まだ小学生だった頃、近所の不良少年のお兄さん達はみんな赤いスイングトップを着て煙草をくわえてバイクに乗っていた。理由を知ったのは中学生になった頃だったと思う。ジェームズ・ディーンだったんだって。『シャコタンブギ』のジュンちゃんも、『あいつとララバイ』の赤木も、『J物語』も、みんな『理由なき反抗』のJimmyにそっくりだった…この映画はたまに見返したくなる。物語は【不良仲間に目をつけられたジムは彼らのリーダーのバズに喧嘩を売られる。2人はプラネタリウムの建物の外でナイフを手に喧嘩をはじめたが、守衛に見つかり止められたため、その夜“チキン・ラン“と称する度胸試しをすることになる。人気のない崖の周りに少年たちが集まり、ジムとバズは、盗んだ中古自動車に乗り崖に向かってフル・スピードで車を走らせた。ジュディやバズの不良仲間が見守る中、ジムは巧く落ちる直前に車から脱出したが、飛び出しそこねたバズは、自動車ごとそのまま谷底へ落ちていった。呆然自失となったジムはプレイトウとジュディと共にその場を後にし、家へ戻る。 ムーズとクランチはジムが警察に届けるのを恐れ、プレイトウを脅してジムの居所を知る。プレイトウはジムに警告するため父親の拳銃を持ち出し空き家へ向かい、ジム、ジュディと合流する。3人は空き家の散策や、身の上話をして親交を深める。やがてプレイトウは休んでいる内に眠ってしまう。 ジムとジュディは眠ったプレイトウを部屋に残し、空き家の別室で激しい抱擁を重ねた。 数刻後、ジムを追うムーズたちが空き家を見つけ、一人残されたプレイトウが見つかり追い回される。 信頼しかけたジムとジュディに一人にされ、見放されたと思い込んだプレイトウはパニックに陥り、家から持ち出した拳銃を追手に放ち、クランチを撃った。間もなく空き家についた灯りに巡回中の警官が気付き、ジムの家族やプレイトウのメイド、少年保護係のレイも駈けつける。ジムとジュディは近くのプラネタリウムに駈け込んだプレイトウを制止しようとする。半狂乱のプレイトウはジムに拳銃を向け、警官に射殺される。ジムの両親は死体に寄りすがって泣き叫ぶ我が子を慰め、この悲劇にもお互いの理解によって、ついに終止符が打たれた。】って感じ。